街頭配布の計画ポイント3選~試験会場編~
2024.09.03
サンプリング
街頭配布・サンプリングプロモーションは人から人へ直接広告物を手渡ししていく事でターゲットの反応を確かめながら集客が出来るリアルプロモーション手法の一つです。
街頭配布と聞くと駅前での配布を思い浮かべる方が多いかと思いますが、イベント会場や特定の施設付近等の訴求したい対象となるターゲット通行が多く集まる場所でピンポイントで配布実施する事が最も効果的です。
本記事では「試験会場」での配布にフォーカスして配布設計の方法やポイントを解説します。
各種国家資格試験の予備校様や学習塾様等の教育サービスを提供している会社様にとって資格試験や受験会場の通行動線はコアターゲット100%ですので非常におすすめです。
■試験会場での配布計画ポイント1~配布日時
配布日程については当たり前ですが試験日、検討すべき事項は配布時間帯の設計です。
先ずは試験の前後どちらで実施するか、ですが基本的には「試験前」での実施がおすすめです。
試験後の通行の特性・・・稀に退出時の混雑を避ける為に受験者番号で仕切って、各受験者番号のグループで退出するタイミングをずらす事もありますが、基本的には試験終了にあわせておおよそ15~30分間で受験者が一斉に退出していきます。
試験前の通行の特性・・・試験後のように通行が集中する事なく早い方だと試験開始の1時間半前辺りから、遅い方だと試験開始直前まで幅広い時間帯で通行の流れが分散します。
試験前後の通行の流れを分析すると、試験前の方が通行の流れが集中しない分、受験者一人一人に対して丁寧にアプローチをかけやすく、アプローチ漏れを起こし辛い事が分かります。
反対に試験後の通行では受験者が一斉に退出する為、混雑しアプローチ漏れを起こし易くなります。
試験前だと一部ナーバスになられている受験者もいる事を考慮したり、予備校様によって解答速報を配布する場合は試験後の配布となりますが、基本的には試験前での配布とする事で配布数を最大化する事が出来ます。
■試験会場での配布計画ポイント2~配布場所
具体的な配布ポイントの設定になります。前提として試験会場での実施では配布をされる会社様が1社という事は殆どなくたいていの場合複数社多い時では7~8社程度予備校さん等がいらっしゃり配布をされます。そのうえで先に結論から申し上げると配布ポイントは受験者通行の流れに対して他社よりも先頭の位置をキープする事が鉄則になります。
他社さんが複数社集まって混雑する状況の中で良く見られる事が、受験者通行に対して先頭の位置で配布されている会社様の配布物は受け取られ、2番手、3番手の位置で配布されている会社様の配布物は受け取られない状況です。受験者通行の流れに対して後手に回れば回る程受取率が落ちていきます。
つまり配布ポイントは一概に試験会場の出入口前が良いという訳ではなく、試験前の配布であればあえて駅から試験会場までの動線上や試験会場付近ではあるものの出入口前ではなく少し駅寄りにずれた位置の方が配布効率が高くなります。
反対に試験後の実施であれば会場出入口付近に陣取りたいですが、出入口に近づきすぎると会場警備員から注意を受ける事があるので会場敷地内には立ち入らないよう注意が必要です。
■試験会場での配布計画ポイント3~配布人数
配布人数は会場のロケーションによって設定していくことが必要になります。
例えば試験会場の最寄り駅が複数あり、受験者の通行動線が二手に分断される状況ではそれぞれの動線に2名ずつで計4名の配置。
例)青山学院大学青山キャンパス・・・正門位置がちょうど渋谷駅と表参道駅の間にあり、路線も違う事から通行が二手に分断され易い
受験者の通行動線が一つに絞られる場合は、集中して3名配置。等
また配布アイテムによっても人数は考慮されるべきで、透明のOPP袋複数枚のリーフレットが入る等配布物の物量が多い場合は、配布スタッフの手持ちの配布物を切らさないよう配布物の補充要員でプラス1名見ておくとスムーズです。
配布人数を多く動員すれば当然その分配布数量は上がっていきますが、受験者の通行動線が一つの場合、結局同じ列上で複数の配布スタッフが同じ受験者へ何度も声掛けしているだけの状況になりがちなので配布スタッフ1名当たりの配布効率は低下していきます。費用対効果を考えると2~3名程度がポピュラーな布陣です。
また道路使用許可についても特に首都圏の場合管轄署にもよりますが、配布人数が最大2~3名である事が殆どなので多人数動員する場合は配布ポイントを分けて各ポイントで2~3名ずつ等複数通申請をする必要がでてきますのでご注意下さい。
弊社では弁理士、建築士、司法書士、中小企業診断士、宅建、行政書士、薬剤師、中学高校入試、医学部入試等主要資格試験での実績が豊富にあり、単に配布スタッフの人出しをするだけでなく、配布計画の部分から相談が可能です。
試験会場での配布・サンプリングをご検討のお客様はお問合せフォームよりお気軽にお問い合わせください。